(みきとみお 1937-1978)
彫刻家。耳、特に左耳をモチーフにした作品を制作し続けたことで知られる。
1960年代の「反芸術」傾向を代表する作家。 「耳を選んだのではなく、耳が私を選んだ」とし、なぜ耳を制作するか、という問いに意味を見出すのではなく「耳」を選ぶこと自体を問題とした。
1965年ニューヨーク近代美術館などを巡回した「日本の新しい絵画・彫刻」展に出品。1967年にはパリ・ビエンナーレなど数々の国際展で受賞、ベネチアやサンパウロのビエンナーレにも出品するなど、国際的な注目を集めた。41歳で急逝。