山口 長男 | Takeo Yamaguchi

(やまぐち たけお、1902 – 1983)
日本の抽象表現におけるパイオニアとして知られる画家。戦前・戦後において、一貫して独自の非具象的表現を追求した。

1927年に渡仏。帰国後は二科展、第九室に出展。その後結成された「九室会」は抽象的・シュルレアリスム傾向にある前衛絵画の最先端として影響力を持った。

1955年サンパウロ・ビエンナーレ、1956年ヴェネツィア・ビエンナーレなど、1950年代後半には主要な国際展に出品。

2017年にはニューヨークのサザビーズ・コンテンポラリーアートイブニングセールにおいて高価格を記録するなど、その画業は国際的に強く関心を持たれ続けている。


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